スポーツカーと喫煙
フェラーリ、車好きなら一度は乗りたい、所有したい車の一つにあげられるでしょう。

2005年ニューモデル F430、2000万を超えるこの車が満を持して報道陣の前に公開されました。

ドライバーが、ブリッピング(アクセルをあおる)加えると、勇ましい排気音。

周りでにこやかに見つめる報道陣。

オーッ、フェラーリミュージック健在だな、と思った瞬間、う〜ん、これは2005年のニューモデルだよな、

この音、消音しているのかいな?今の時代にこの音で新車で通るのか?と野暮な疑問が。

私はこの音を歓迎します。むしろ大好きといっても良いでしょう。

F1サウンドと言い、さらにノーマルマフラーを交換して、F1の排気音に近づけるべくオーナーは多いです。

が、これを歓迎しない方も多くいらっしゃるのではないかと思ったのです。

物として、道具としての車は、安全、快適に静かに、環境への対応すべく、技術も向上してまいりました。

トヨタ自動車のプリウス、内燃機エンジンと、モーターの合体した、燃費に優れ且つ環境にやさしい車です。

環境や、自然を考える人々、ハリウッドスターまでにも歓迎され、アカデミーショーの発表会にもプリウスで

乗り付けるスターもいたとか。

この車、停車間じかの状態では、エンジンの音がしない、無音状態です。

こういう車こそが、今後の車の方向性であれば、先のフェラーリはどうなるでしょう。

モーターのフェラーリ、無音のフェラーリ、になるのでしょうか?

車は五感で楽しむ。見て、触って、聞いて、匂い(ガス、オイル)、

スポーツカーというものの概念にはこれらが一つでも欠いてしまっては

もうスポーツかーではないような気がします。

車好きの方であれば多くはご賛同いただけるかと思います。

こういったものに楽しみを感じ、それを求めて車に乗る、そういう一部の人に向けた車、

そういったものがなくなっていった時に車が好きでいられるか、疑問です。

車に乗って移動する、車に乗りながら音楽を聴く、誰もいない空間を一人味わう。

楽しみ方は様々ですが、同じ車でも手段、目的によっては選ぶ基準が違います。

うるさい音を撒き散らし、排ガスをはき、走り回る車は、日常を移動の手段することに車を利用する

ものであると考えている方から見れば、うるさい、くさい、車は悪でしかありません。

暴走族と変わりありません。

公道を走る車にはそういった手段、目的が違ったくるまが混在して走っています。

ある目的に特化した車は、限定された場所でしか使用することが不可能になってしまうのではないか?

そんな不安を感じてしまいました。

それはまさに、喫煙と同じであるかと思います。

自分だけではなく、他人に害を及ぼすものとして、公共交通機関においてはほぼ全面的に禁煙です。

自分の健康を損なうのを自分が承知し、リスクを覚悟のうえでのことですから勝手ですが、

他人に迷惑をかけてまで自分の楽しみを追求するという、自分勝手な態度は嫌いです。

限定された場所で、同好の士が気を使わずに自分の楽しみをする、それは賛成です。

同じように、特にスポーツカーと言われるものは、周りに不快な気持ちを及ぼす以上、

サーキットなどの限られた場所での利用に限る。

そんな時代がやってくるのか、当分先であって欲しいと思うのは私だけでしょうか。


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