| 男の鞄 |
男の鞄、とあえて男を強調するのは、デザインだけの問題だけではないように思います。
良い鞄の条件に、軽い、ということをあげる方がいらっしゃる方も多いです。
そういう需要から皮革鞄からナイロンなどの科学素材を利用した鞄へと変化をしていった
理由の一つではあると思います。
また、ラップトップコンピューターなどの機材の運搬の必要性から重たい鞄は敬遠されるのでしょう。
しかし、ただ軽いからと言う理由だけでナイロンバッグを持つのはいかがなものでしょうか?
ビジネスカジュアルという、ナイロンなどの鞄が扱われていますが、
スーツにはどうもしっくりこないと思います。
ナイロンのくたっとした雰囲気と、スーツのバリッとした感じに合わないような気がするのです。
スーツのデザインは多少の違いはあっても変わりません、それどころかクラッシックな雰囲気の
スーツが主流になっています。
そこへ、持っている鞄がナイロンやデザイン優先の最新素材のバッグではアンバランスを感じるのは私だけでは
ないと思います。
やはり、スーツには皮革鞄、あるいはアタッシェケースが似合うと思います。
これは、男の持つ鞄というもののイメージによるもので、そういう原風景のイメージは古い、
のかも知れません。
鞄のイメージというものも他の物と変わらず、世代間のギャップがあるのかもしれません。
男の持つ鞄というものは皮革ではなく、ナイロンの鞄が男の鞄であって、皮革の鞄を
持ち歩くのは時代錯誤もはなはだしい。という時代が来るのでしょうか?
私にとっては、鞄のイメージというよりも男のイメージの変遷を感じてしまいます。
鞄は革で包むと書くように、男の鞄は革であってほしいものです。
皮革の鞄は強さと弱さを兼ね備えたところに、人間に近い親近感を覚えます。
アタッシェケースは形のスクエアなところが、ビジネスの厳格さを想定させ、仕事の鞄であるとは思われます。
しかし、この両者、良いとされるもの程重いです。
重ければ良いとは言えませんが、良いバッグは重たいと言えると思います。
なぜなら、皮革の素の良さを出そうとすると、どうしても皮革の厚みが必要だからです。
アタッシェケースも、カーボンファイバーなど一部に軽く、強い素材を使ったものがありますが、
木枠に皮革を張ったものが基本です。
強さと、耐久性を考えれば科学繊維、バリステック、ケブラーなど軍用の為に開発された素材には
かなわないと思われます。
生死を分ける戦場では、軽く、強くが条件です。
技術革新によりさらなる新しい素材がうまれてくるでしょう。
しかし、ビジネス戦士といくら言われても、我々の日常生活に強さ、軽さという機能追求は戦場ほどの
要求をされることはありません。
であれば、多少重くても、その重さに耐えうる肉体の練磨は男として必要ではないでしょうか
重い鞄を涼しい顔して持てるだけの筋力、体力を保持したいものです。
鞄が健康のバロメーター、ではないですが、しっかりとしたバッグをしっかりとした足取りで、
いつまでも持ち続けられる、体力を保持したいものです。
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